『プラスチック容器の蓋が開かない!』と焦ったことはありませんか?
電子レンジで温める際に蓋を少しズラすのをついうっかり忘れてしまい、、、
温め終わって蓋を開けようとするもしっかり閉じてしまっている。。
そんな時にぜひとも試してもらいたい『簡単解決策』を紹介します。
また、電子レンジで温めていないのに開かなくなった場合や
病院の皮膚科などでもらう小さなプラスチック容器の蓋が開かなくなった場合の
解決策も載せています。
すぐに実行できる解決策5選!ぜひお試しくださいね。
プラスチック容器の蓋が開かない解決策①
解決策①は『蓋と本体の間に隙間』を作ることです。
プラスチック容器の蓋が開かなくなったらまずは
電子レンジの使用、不使用にかかわらず試して欲しい解決策です。
やり方は、、、
上下をつかんで、力を込めて少し潰すようにします。
そうすると、蓋と本体の間にわずかな隙間が生まれます。
その隙間から外の空気が入ってきて、開けやすくなります。
何かがくっついている場合は、
そっと剥がしていくとそのうち開けられるようになります。
薄いプラスチック容器の場合、これが一番安全でおすすめです。
ちなみに片手だけでは隙間を作るのが難しい場合は、
両手で挟んでみてください。
それでもダメなら、テーブルの上に横向きに置いて、
体重をかけるようにしてみると、開けられるかもしれません。
電子レンジで加熱後、蓋が開かなくなった場合
電子レンジで加熱した結果、プラスチック容器の蓋が開かなくなったら、
それは気圧の問題です。
電子レンジで発生した蒸気が冷えて水に戻ることで、
プラスチック容器内の気圧が下がり、
外部からの圧力によって閉じ込められています。
早速、解決策を見ていきましょう。
電子レンジで再加熱
解決策➁は『電子レンジで再加熱』です。
気圧の問題で蓋が開かない場合は、電子レンジで再加熱することで、
プラスチック容器内の低い気圧を元に戻すことができます。
これにより、蓋が少し押し込まれて開けやすくなります。
ただし、過度に加熱すると取り扱いが難しくなるため、
少しだけ加熱して様子を見ることをおすすめします。
蓋を開ける際には、非常に熱い蒸気が出るので、
厚手のミトンや鍋つかみを使用して十分な熱対策を行ってください。
水蒸気は沸騰水よりも高温になることがあります。
容器の蓋が膨らんでいるように見える場合は、内部に熱い蒸気が充満しています。
蓋を開ける瞬間に、この熱い蒸気が急速に放出されますので、
やけどには十分ご注意ください。
お湯で温める
解決策③は『お湯で温める』です。
気圧の問題で蓋が開かない場合、プラスチック容器の蓋にお湯をかけます。
これにより、蓋が膨らんで本体との間にわずかな隙間ができます。
隙間ができると、容器内の気圧が調整され、開けやすくなります。
容器を流しに置き、熱湯を上からかける方法ですが、
こちらも蓋が熱くなることにご注意くださいね。
電子レンジで加熱していないのに蓋が開かない場合
蓋が開かない原因として、蓋と本体の間に何かが詰まっている可能性が考えられます。
例えば、食べ物を容器に入れる際に、中身が蓋の周りにこぼれ、
そのまま蓋を閉めたことが挙げられます。
蓋を閉めたまま容器を傾けてしまい中身がこぼれたが、
蓋と本体の隙間に入り込んでしまったのです。
経過時間とともに、こびりついた食べ物が
接着剤のように蓋と本体をくっつけてしまうことがあります。
お湯に浸す
解決策④は『お湯に浸す』です。
蓋と本体の間にこびりついたものを溶かして、蓋を開ける方法です。
ぬるま湯で構いません。
蓋と本体のつなぎ目が浸かる程度のお湯を用意し、そこに容器を浸します。
こびりついた物が溶ければ蓋を開けることができます。
蓋の周りをアルコールでキレイに拭き取ります。
すると蓋がスムーズに動かなくなります。
その後、ゴム手袋を使ってしっかりとつかんで回してみてください。
それでもダメなら、蓋の周囲にゴムを巻きます。
このようにすることでつかみやすくなり、力も効率的に伝わります。
お湯に浸す方法に抵抗がある場合は、
湿らせた布やキッチンペーパーを蓋と本体の接合部に巻き付けます。
こびりついたものを徐々に溶かして開けることができます。
湯気が出る程度の温度なら、湯気が隙間に入りやすく、効果的です。
皮膚科などでもらう小さな容器が開かない場合
病院などで提供される塗り薬が入った小さな容器。
これが開かない時、考えられる最も一般的な原因は、
蓋と本体の間にクリームが付着して固まったことです。
しかしこれは重要な医薬品であり、
電子レンジやお湯に浸けることはできません。
そこで、力を使って開けるしかありません。
力を十分に伝えるために工夫が必要です。
工夫しながら力を使う
解決策⑤は『工夫しながら力を使って開ける』です。
まず、蓋をアルコール綿(手指消毒用スプレーやジェルなど)で
徹底的に拭きます。これにより、蓋が完全に滑りにくくなります。
次に、ゴム手袋を着用してしっかりと蓋をつかんで回してみてください。
それでも開かない場合は、蓋の周囲にゴムを巻いてみてください。
こうすることで、つかみやすくなり、力もより効果的に伝わります。
電子レンジが気圧変化を引き起こすメカニズム
食品を加熱すると、内部の水分が熱せられます。
そして、100度を超えると水は蒸気に変わり、容器の上部に急速に上昇します。
この水から水蒸気への変化により、容積がなんと1700倍にも膨張します。
その結果、容器内の空間に収まりきれず、水蒸気が隙間から漏れ出す状態になります。
加熱が完了すると、温度は徐々に下がります。
温度が下がると、水蒸気は再び水に戻ります。
この際、容器内の水蒸気が水に戻ることで、体積が減少します。
この時、外部の空気によって容器が押され、開けるのが難しくなります。
温かい食品を入れて蓋を閉めた場合も同じ現象に
温かい食品から発生する蒸気が容器内に充満します。
その後、冷却されると蒸気が水に戻り、プラスチック容器内の空気が減少し、
外部からの圧力が強くなる状態になります。
「プラスチック容器の蓋が開かない」を予防する
プラスチック容器の蓋が開かない!とならないように、
前もって自分で出来ることはしておきましょう。
プラスチック容器の適切な使用方法を守る
前述したとおり、プラスチック容器の蓋が開かない場合に役立つ方法はありますが、
最初から蓋が開かない状況にならない方がいいに決まってますよね。
そのためには、プラスチック容器の使用上の注意事項をしっかり読み込むことです。
これは基本的なことですが、ついつい読み忘れてしまったりとか、、、
ありますよね。
たとえば「電子レンジで使用する際は蓋を外してください」とか、
「蓋を少し開けて使用してください」と言うようなことが書かれています。
蓋を閉じたまま使えるプラスチック容器も
最近では、蓋を閉じたまま電子レンジで使用できる商品もあります。
これらの容器には、蓋と本体の間に適度な隙間が設けられ、
蒸気を適切に逃がす仕組みが備わっています。
温めすぎも蓋が開かない原因に
温めすぎは、余分な蒸気を生み出し、蓋が開かなくなる原因となります。
そればかりか、食品の水分を奪い、味を損なってしまうんですね。
まずは控えめに温め、必要に応じて追加する。
そうすることで、過度な温めを避ける工夫も必要です。
プラスチック容器の蓋が開かない☆まとめ
プラスチック容器の蓋が開かない場合に
ぜひ試してほしい5つの解決策を紹介しました。
電子レンジの使用・不使用に関係なく開かなくなった場合
『蓋と本体の間に隙間を作る』
電子レンジの加熱後に開かなくなった場合
『電子レンジで再加熱』
『お湯で温める』
電子レンジの加熱なしや皮膚科の容器の場合
『お湯に浸す』
『工夫しながら力を使って開ける』
蓋が開かないと焦ったりイライラしてしまいがちですが、
そんな時は状況に応じて、、、
今回紹介した5つの解決策をぜひ試してみてください。
『蓋が開かない』がすっきり解決できますように!