「小母さん」って誰のことを指しているのでしょうか?
「伯母さん」「叔母さん」との違いは何なんでしょうか?
「おばさん」という言葉を変換すると、上記3つの漢字が出てきます。
この中で「小母さん」という漢字は正直知りませんでした。
そこで今回は、「小母さん」という言葉の意味、
また、「伯母さん」「叔母さん」との違いについて深堀りしてみました。
「小母さん」の意味
辞書によると「小母さん(おばさん)」の意味はこう書いてあります。
2. 子供に対して、大人の女性が自分をさしていう語。
引用元:goo辞書
「小母」という表現は、家族以外の年配の女性を指す言葉であり、中年の女性が自分自身を指す場合にも使用されます。
この語は文献上では定義があるものの、日常的にはあまり使われず、「おば」や「オバ」という表現が一般的に見られます。
「小母さん」は家族以外の年上の女性
「小母さん」は一般に、家族以外の年上の女性を表すために使われる表現です。これは、「伯母」や「叔母」とは異なり、直接の親族を示すものではありません。
この言葉は通常、自分よりも年齢が上の女性に敬意を表して使用され、若い女性や学生には適用されません。
敬称を伴って「小母さん」や「小母さま」と呼ぶことが一般的であり、親しみを込めて使うことがあります。また、中年女性が自己紹介として「小母さん」と称する場合もあります。
「伯母さん」「叔母さん」との違いは?
「伯母さん」「叔母さん」との違いをざっくりまとめると、
・叔母=父母の妹や叔父の妻
・小母=他人である年輩の女性
このようになります。
「伯母さん」は親の姉やその配偶者
「伯母さん」は、親の姉やその配偶者を指す表現で、年上の親族を意味する「伯」と親の姉妹を示す「母」から構成されます。また、「大伯母」は、親よりも上の世代にあたる女性親族を指します。
「叔母さん」は親の妹やその配偶者
「叔母さん」という言葉は、親の妹やその配偶者を意味し、「叔」と「母」から成り立ちます。「叔母」は通常、親よりも年下の女性親族を指します。
また、「叔母」は親族内で年下にあたる女性、特に親の妹を表すために使われ、その用途により「叔母」と表記されることがあります。
「おばさん」って何歳から?
そもそも何歳からこの「おばさん」の括りに入るのでしょうか?
「おばさん」という言葉を変換すると、
「小母さん」「伯母さん」「叔母さん」の3通りが上位にきて、
今回、深掘りした結果、それぞれの「おばさん」の意味合いも分かりました。
しかし、何歳から「おばさん」になるのかが
少し気になったので調べてみたところ、
『博報堂生活総合研究所の2020年調査』の結果にたどり着いたのでシェアします。
「『おじさん(おばさん)』とは、何歳くらいからを指すと思いますか」
この調査によると、
「おばさん」は平均43.12歳からだそうです。
ちなみに、「おじさん」は43.24歳。
男女の格差はほとんどなさそうですね。
しかし、自分では若いつもりでも、40歳を少し過ぎると、
世間では「おじさん」「おばさん」と見られということですね。
まとめ
「小母さん」の意味と、
「伯母さん」「叔母さん」との違いについて解説しました。
「小母さん」という言葉は、
一般的に親族以外の年配女性を指すということ。
3つの「おばさん」の意味ををざっくりまとめると、
・叔母=父母の妹や叔父の妻
・小母=他人である年輩の女性
こうなります。
今までは「伯母さん」「叔母さん」
という漢字表記しか知りませんでしたが、
今回、意味をしっかり把握したので、
今後は「小母さん」という漢字も使えそうです。