『非課金の意味は？無課金との違いが知りたい！』
モダンなインターネット世界において小中高生でも
スマートフォン（AndroidやiPhone）を所有することは一般的ですね。
そのような文脈で、「非課金」という用語がアプリ関連で頻繁に耳にされます。
では、「非課金」とは具体的にどのような意味を持つのでしょうか？
今回は「非課金」の意味について考察してみましょう。
さらに、「無課金」「微課金」「軽課金」「重課金」「廃課金」
といった類似の用語がありますが、
それぞれの意味や使われ方にはどのような違いがあるのでしょうか？
興味深い比較をしてみましょう。
非課金の意味
「非課金」の読み方は「ひかきん」となりますが、
一般的に知られる有名なユーチューバー「ヒカキン」とは違います。
この用語が頻繁に用いられるのは、
主に「ソーシャルゲーム」などのコンテキストであることが一般的です。
ここで言う「ソーシャルゲーム」とは、
SNS上でプレイ可能なオンラインゲームのことを指します。
多くのスマートフォンアプリやゲームが
この「ソーシャルゲーム」の範疇に該当します。
ソーシャルゲーム（ソシャゲ）とは？
ソーシャルゲーム（通称ソシャゲ）の特徴の一つは、
SNSを介して他のプレイヤーと協力したり対戦したりできることですが、
もう一つ大きな特徴があります。
それが「ガチャ」というシステムです。
ここでの「ガチャ」とは、一般的にお店の出口などに置かれる
「ガチャガチャ」と同じようなものを指します。
このシステムでは、お金を投入して回すことで
「強力なキャラクターや装備、アイテムなど（ただし、出現アイテムはランダム）」
を入手できます。
当然ながら、多くのガチャを回すことで
よりレアなアイテムを手に入れることができます。
そのため、ゲーム内で有利に進展させたいプレイヤーは大量のガチャを回しますが、
その際には「実際のお金」が必要になります。
そして、この「ソーシャルゲーム内でのお金を使ってアイテムを入手する行為」
を一般的に「課金」と呼びます。
「非課金」と「非課金勢」
非課金とは
「非課金」が何を指すのか理解されている方も多いと思いますが、
改めて言及してみましょう。
課金とは、お金を支払ってガチャを回すこと
（または、一部のゲームでは直接アイテムを購入すること）を指します。
そのため、「非課金」というのは、「課金」とは対照的に、
ソーシャルゲームを無料でプレイすることを意味します。
非課金勢とは
次に、「非課金勢」とは一体どういった意味なのでしょうか？
この用語は、「まったく課金を行わないプレイヤー」を指します。
その対極にあたるのが、「課金勢」と呼ばれる、
ゲーム内でのアイテムやサービスを購入してゲームを楽しむプレイヤーです。
興味深いことに、非課金勢は時折、課金勢から軽蔑されることもあります。
なぜならば、非課金勢は以下のような理由から軽んじられることがあるからです。
・課金を行わないため、ゲーム内での力や影響力が低いと見られること
近年の多くのソーシャルゲームは、
課金を行わずとも一定程度楽しめるようになっています。
しかし、課金勢と比べると劣る部分もあります。
それでも、「自分が楽しいと感じる範囲でプレイする」
というスタンスを取るプレイヤーも多いでしょう。
このような選択に対し、課金を行う強力なプレイヤーからは、
「なぜ課金しないのか？」という疑問の声も聞かれるでしょう。
実際、過去には、月に数百万円以上の課金を行うプレイヤーもいたそうです。
個人的には、
「非課金勢が存在することで、課金勢の力がより際立つ」と考えています。
つまり、課金を行わずともゲームを楽しむことは全く問題ありません。
むしろ、自分の収入を超えて課金してしまうケースが
一番懸念すべき事態だと思います。
「無課金」「微課金」「未課金」との違いは？
「非課金」の他にも「無課金」、「微課金」、「未課金」
などの似通った言葉がありますが、
それぞれ微妙なニュアンスの違いがあります。
・非課金（ひかきん）
・無課金（むかきん）
・微課金（びかきん）
・未課金（みかきん）
これらの言葉の意味について一つずつ解説していきましょう。
非課金
前述の通り、ソーシャルゲームなどで「課金を行わずにプレイすること」
またはそのプレイヤー自体を指します。
このようなプレイヤーは一般に「非課金勢」とも呼ばれます。
無課金
「無課金」もまた「課金を行わないこと」を指し、
ネットスラングとしては非課金と同じく用いられます。
具体的には、「課金せずにプレイすること」またはそのプレイヤー自体を指します。
このようなプレイヤーは時折「無課金勢」とも称されます。
また、時には「無課金＝必要な時に限って少額の課金を行う」という
微妙なニュアンスで用いられることもあります。
微課金
「微課金（びかきん）」は無課金や非課金とは異なり、
ソーシャルゲームなどで「ごく少額のみを課金してプレイすること」を指します。
また、「ごく少額の課金を行うプレイヤー」を指すこともあり、
「微課金勢」とも呼ばれます。
非課金と無課金の違いは？
この非課金と無課金の違いについて、基本的には同じ意味を持ちますが、
微妙なニュアンスの違いが人によって異なるようです。
・無課金…お小遣い範囲の課金で遊ぶこと（無理のない範囲での課金）
このように考える人もいますが、以下のように考える人もいます。
・無課金…お金を課金するということ自体が理解できない（絶対に課金しない）
となり、「ではどちらが正しいのか？」という議論になりますが、
「非課税」と「不課税」の違いを例に挙げると分かりやすいです。
国税庁による非課税と不課税の違い
国税庁による非課税と不課税の違いは次のようになります。
・不課税取引
消費税の課税の対象は、国内において事業者が事業として対価を得て行う取引です。これに当たらない取引には消費税はかかりません。これを一般的に不課税取引といいます。
例えば、国外取引、対価を得て行うことに当たらない寄附や単なる贈与、出資に対する配当などがこれに当たります。
・非課税取引
国内において事業者が事業として対価を得て行う取引であっても、課税対象になじまないものや社会政策的配慮から消費税を課税しない取引があります。これを非課税取引といいます。
例えば、土地や有価証券、商品券などの譲渡、預貯金や貸付金の利子、社会保険医療などの取引がこれに当たります。
引用元：国税庁
要するに、次のようになります。
・非課税…課税の対象ではあるが、いろいろな理由から課税しない
したがって、「非課金」と「無課金」の使い分けも、次のようなニュアンスが近いようです。
・非課金…課金しても問題ないけど、いろいろな事情があって課金しない。
なお、インターネット上では「全く課金をしないこと」は
「非課金」よりも「無課金」の方が一般的です。
まとめ
以上、「非課金」の意味についてと、
「無課金」その他との違いについて解説しました。
非課金とは、ネットスラングの一つで、
「ソーシャルゲームをプレイする際に課金しないこと」を指します。
無課金も同様の意味合いを持ちますが、微妙なニュアンスの違いがあります。
・無課金…課金すること自体が理解できない。課金は絶対にしたくない。
個人的には、ソーシャルゲームには課金勢も非課金勢も双方必要だと考えています。
それぞれが自分のスタイルで楽しめることが大切ですね。
