「合わせる」と「併せる」は、ひらがな」表記では同じ「あわせる」と読みます。
同じ「あわせる」でも意味に少し違いがあるんですね。
どのようなシーンで「合わせる」と「併せる」を使い分けるのか、
いまいち分からない、、、という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで今回は、「合わせる」と「併せる」の違いやそれぞれの意味について
深掘りしてみました。
使い分けに迷わなくなるように、
分かりやすい例文を交えながら解説しているので、
ぜひ参考にしてくださいね!
「合わせる」と「併せる」の違い
まず2つの「あわせる」の違いをざっくり言うと、こんな感じです。
「合わせる」とは
「合わせる」とは、何かをピッタリと一致させることを言います。
例えば、手を合わせて「こんにちは」と挨拶するときや、
ダンスでみんなが同じタイミングで動くことを考えてみてください。
また、ジグソーパズルでピースをきちんとつなげるのも「合わせる」と言えます。
「併せる」とは
「併せる」とは、いくつかのものや事を一緒にすることですが、
それぞれが独立している感じを保ちながら並べることを指します。
例えば、学校の勉強と家でのお手伝いを同時にうまくやることが
「併せて考える」と言えます。
また、運動会でリレー走と玉入れを同じ日にするのも「併せる」ですね。
つまり、「合わせる」はピッタリ一致させること、
「併せる」はいろいろなことを上手に並べること、と考えるとわかりやすいかもしれませんね。
「合わせる」の意味をさらに詳しく
「合わせる」という言葉は、いろいろな場面で使うことができます。
例えば、クラスで合唱をするとき、みんなが同じタイミングで声を出すことを
「声を合わせる」と言います。
また、お友達と遊ぶときに、互いに都合のいい時間を見つけて
遊ぶ約束をすることを「時間を合わせる」と言います。
これは、お互いのスケジュールを調整して、同じ時間に遊べるようにすることです。
さらに、スポーツでチームプレーをするとき、
みんなで同じ動きをする必要があるときにも「動きを合わせる」と言います。
このように、「合わせる」というのは、二人以上で何かをするときに、
互いの行動や考えをピッタリと一致させるために使う言葉です。
この言葉を使うことで、うまく協力し合って、
みんなで同じ目標に向かって努力することができるんです。
だから、「合わせる」はとても大切な行動なのです。
「併せる」の意味をさらに詳しく
「併せる」という言葉も、いろいろな場面で使うことができますが、
少し「合わせる」とは違った意味があります。
「併せる」は、二つ以上のものや事柄を一緒にすることを言い、
それぞれが独立していても同時に行うことができます。
例えば、学校の宿題と習い事をうまくこなすときに
「勉強とピアノの練習を併せて行う」と言うことができます。
これは、一日の中で時間を上手に使って、
二つの活動を並行して進めることを意味しています。
また、お店で買い物をするときに、必要なものと欲しいものを一緒に考えて
リストを作ることも「併せて考える」と言えます。
このように、「併せる」は、異なるものや活動を効率よく、
または同時に扱うときに便利な言葉です。
これを使うことで、時間を有効に使ったり、
複数のことを効率的に管理したりすることができるので、
日常生活でとても役立ちます。
「合わせる」と「併せる」を使った例文
「合わせる」と「併せる」を使った分かりやすい例文を
いくつかピックアップしました。
これらの例文は、違いを具体的に示しているので、
どのように使い分けるかを理解するのに役立ちますよ。
・明日の会議に備えて、資料の内容を合わせておきましょう。
・ダンスの練習では、ステップを音楽に合わせることが大切です。
・皆で手を合わせて、神社でお祈りをしました。
・彼と映画の時間を合わせて、デートの予定を立てました。
・チームプロジェクトでは、意見を合わせて計画を進めることが求められます。
・明日の予定は、学校の授業と部活を併せて考える必要があります。
・仕事のスケジュールと家庭の事情を併せて、効率的に時間管理をしています。
・課題研究とアルバイトを併せて行うため、時間の使い方を工夫しています。
・メールでのお知らせと、会議での説明を併せて、情報を全員に伝えます。
・健康管理と勉強を併せて行うことで、バランスの良い生活を目指しています。
なるほど!これで使い分けに迷うことはなくなりますね!
まとめ
「合わせる」と「併せる」の違いについて紹介しました。
【併せる】=「別々のものを一緒に行うこと。」
このように、二人以上で何かをするときに、互いの行動や考えを
ピッタリと一致させるために使う言葉が「合わせる」。
異なるものや活動を効率よく、
または同時に扱うときに便利な言葉が「併せる」。
このように覚えておくと分かりやすいですね!