日常の会話でもよく使われる「腑に落ちない」という言葉。
何となく意味は理解できても、使い方が合ってるのかどうか、
いまいち半信半疑だと言う方もいらっしゃるのでは?
そこで今回は「腑に落ちない」という言葉について、
「どういう意味なのか?」
「どのような使い方をするのか?」
「どこからきた言葉なのか?」
さまざまな疑問に対して、
例文を交えながら詳しく解説していきます。
「腑に落ちない」ってどういう意味?
納得がいかない。合点がいかない。
引用元:goo辞書
「腑に落ちない」は、「わからない」「納得できない」という気持ちのことです。
たとえば、上司の説明がしっくりこなかったり、理由がわからなかったりするときに使われます。
この言葉は、ちょっと変だと思ったり、何かがおかしいと感じるときによく使います。
「腑に落ちない」」の使い方と例文
この言葉がどんな状況で使われるかを見てみましょう。
「腑に落ちない」を使った例文と説明
(相手の説明を聞いたものの、まだ納得できない点が残っている状況を表します。)
(事件に関する事実が解明されたけれど、まだ疑問点があることを示しています。)
(教師からの解答を受けても、まだ理解できない部分があることを表します。)
(ある人の行動の理由が明かされても、それが説得力に欠けると感じる状況です。)
(他の人は納得しているが、自分にはその結論が受け入れられないことを示します。)
(完全には納得できないが、仕方なくその説明を受け入れた状況を表します。)
(何か引っかかるものを感じながらも、会議が終了したことを示します。)
(相手の言っていることに矛盾や不明点が多く、信じがたい状況です。)
(提示された数値に何かおかしな点があると感じ、再計算を考える状況です。)
(試験の結果に完全には納得していないが、それで全てが終了したことを受け入れる状況です。)
「腑に落ちない」の由来って何?
日常生活でよく使う「腑に落ちない」という言葉、その由来について見てみましょう。
「腑」というのは、元々はお腹の中のものを指す言葉だったんですね。特に「胃」のことをさすことが多かったんです。
人々は昔、心と体がつながっていると考えていて、特に「胃」は大事だと思っていました。
「胃に落ちない」という表現は、食べ物が胃に入ってもうまく消化できないような感じからきています。
そして、それが変わって、「心で消化できない、納得できない」という意味で「腑に落ちない」が使われるようになりました。
「腑に落ちない」と似た言葉
「腑に落ちない」という言葉は、ときに相手を驚かせたり、気分を害したりすることがあるので、
他に似た言葉を知っておいて、うまく使い分けることが大切です。
何かのことがうまくいかなかったり、結果が思った通りでなかったりする時に使う言葉。
何かが足りないと感じるときに使います。
何かがよくわからないとか、うなずけないときに使う言葉。
何かが心にひっかかって、はっきりしない時に使います。疑問が残るときにぴったりの言葉。
何かに同意したり理解したりするのが難しいときに使う言葉。
「しゃくぜんとしない」と読んで、心に残る疑問が解決されないときに使う言葉。
「げせない」と読んで、何かがよくわからない、おかしいなって思うときに使う言葉。
「けげんにおもう」と読んで、何かが変だなと感じる時に使う言葉。
他にも、「信じられない」「さっぱりしない」「理解に苦しむ」などの言葉があります。
これらもみんな似たような意味を持っているので、話している時の状況や相手に合わせて使い分けましょう。
これらの似た言葉を覚えておくと、話のときにもっといろんな言い方ができるようになるので、
状況に合わせて使ってみるといいですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は「腑に落ちない」という言葉にスポットを当てて、
何を意味しているのか、どう使うのかを解説しました。
「わからない」「納得できない」
という気持ちを表現する「腑に落ちない」。
毎日の生活の中で「腑に落ちない」と感じたら、
そのままにしないで、
質問したり調べたりして、心と頭で納得したいですね。