『ハンバーグ』と言えば
子供から大人まで幅広い人気メニューのひとつですよね。
「今夜のメニューはハンバーグにしよう!」
そう思って材料を確認すると、パン粉がなかったことありませんか?
また、グルテンフリー注目の中、小麦製品を使用しないために、
パン粉なしで作りたい方もいらっしゃると思います。
「ハンバーグをパン粉なしで作るとどうなるの?」
「そもそもパン粉なしで作れるの?」
「他の食材でも代用できる?」
このように、ハンバーグ作りにパン粉が必須なのかどうか、
他の食材で代用ができるのかなど、気になりませんか?
今回はハンバーグ作りにパン粉なしだとどうなるのか?
について深堀りしてみました。
ハンバーグをパン粉なしで作るとどうなる?
結論=ハンバーグはパン粉なしでも作ることができます!
しかし、パン粉なしで作るには
「一緒に混ぜる具材」と「ハンバーグのこね方」に工夫が必要です。
他の食材(代用品)も使わずにパン粉なしでハンバーグを作る場合の
作り方のコツについてご紹介します。
ハンバーグをパン粉なしで作るコツ
ハンバーグをパン粉なしで作るコツは、3つあります。
これは、肉の味を引き立てるための調味料であり、
また肉のたんぱく質を分解して粘り気を出すための役割も果たします。
これによって、玉ねぎの水分を飛ばし、肉と合わせて焼いた時の型崩れを防ぎます。
これによって、肉同士の繊維をしっかり絡み合わせることができます。
以上、これら3つの工程を経ることで、パン粉を使わなくても、
ふっくらとしたハンバーグを作ることができます。
ちなみに、パン粉を使わない場合、カロリーを抑えつつも、
肉の味をしっかりと感じることができますよ。
ただし、パン粉を使わないと、
ふっくらとした食感に仕上げるのが難しい点には注意が必要です。
ハンバーグにパン粉を使用する理由
一般的に、ハンバーグにパン粉を入れる理由としてよく聞かれるのが、
その「つなぎ」としての役割です。
しかし、先程の章でパン粉がなくてもハンバーグが作れることが分かりました。
実は、つなぎ以外にも、パン粉を使用する理由があります。
ハンバーグ作りにおけるパン粉の主な役割について見てみましょう。
水分調節と肉汁の閉じ込め
パン粉を使わずにハンバーグを作ると、
玉ねぎなどの具材から出る水分の調節が難しくなり、
焼いた際に肉汁が逃げやすくなります。
パン粉がない場合、水分と肉汁の調整が困難で、
硬めの食感のハンバーグに仕上がる可能性があります。
ボリュームを増やす
パン粉を加えることで、ハンバーグのボリュームを増やすことができます。
これにより、肉の量が少なくても十分なボリュームの
ハンバーグを作ることができます。
同様に、後述する代替品
(豆腐、お麩、おからなど)を使用しても同様の効果が得られます。
パン粉は牛乳に浸してから
生のパン粉をそのまま使うと、肉汁よりも先に
肉の脂肪分がパン粉に吸収される可能性があります。
これにより、肉汁に含まれる「うま味成分」が逃げてしまいます。
そのため、パン粉を使用する際は、牛乳に浸してから使うことが推奨されます。
牛乳の量は、パン粉がしっかりと吸収し、余らない程度が適しています。
通常、パン粉大さじ3に対して牛乳大さじ2程度が目安です。
牛乳がない場合は水を使用することもできます。
また、生のパン粉を使用する場合は、水分を含ませる工程は不要です。
牛乳の効果
牛乳には、肉の臭みを和らげる効果があります。
これにより、ハンバーグの食感がよりふっくらとして、
肉の旨味に牛乳のコクが加わり、おいしさが増します。
ハンバーグのパン粉代わりにおすすめな食材は?
ハンバーグを作る際にパン粉を使うのは一般的ですが、
家にパン粉がないこともありますよね。
また、グルテンフリーを実行中の方もいらっしゃることでしょう。
そんな時に、パン粉の代わりになる食材を5つご紹介します。
これらの食材を使えば、
やわらかくてふっくらしたハンバーグを作ることができます。
食パン
パン粉は文字通り「パンの粉」ですから、食パンを細かくして使うことができます。
ひき肉200gに対して小さじ2程度の量を目安に、食パンを細かくします。
フードプロセッサーやおろし器を使うと簡単です。
食パンで作ったパン粉は水分を多く含むため、
よりやわらかくてふっくらとしたハンバーグになります。
(冷凍食パンやフランスパンでも代用可)
豆腐
豆腐もパン粉の代用品として使えます。
ひき肉と同じ割合で使用し、カロリーオフにもなります。
ただし水分が多いため、しっかり水切りしてから使うのがポイントです。
絹ごし豆腐よりも木綿豆腐の方が適しています。
お麩
お麩は実はパン粉よりもハンバーグのつなぎに適しています。
無味無臭で肉の味に影響を与えず、保水力が高いため肉汁を閉じ込めます。
粉々に砕いてから水や牛乳と一緒に加えます。
お麩が水分を吸収し、ふっくらしたハンバーグに仕上がります。
おから
おからは食物繊維が豊富でカロリーが低いため、
ハンバーグのつなぎに適しています。
生おからを使う場合はそのまま、
乾燥おからを使う場合は水や牛乳に浸してから使います。
生の場合はひき肉の1/3程度、
おからパウダーを使う場合はパン粉と同量程度が適量です。
片栗粉
片栗粉はじゃがいもからでんぷんを精製したもので、
加熱すると粘り気が増します。
ひき肉200gに対して大さじ1/2〜1程度を目安に使用します。
肉の水分を吸って粘り気を出し、肉同士の繊維を絡める効果があります。
これらの食材を使って、
パン粉の代わりになるものでハンバーグを作ってみましょう。
いろいろ試してハンバーグのバリエーションを楽しめそう!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
『ハンバーグにパン粉なしだとどうなるのか?』
で分かったことをまとめます。
・パン粉を入れた方がふっくらしたハンバーグに仕上がる
・パン粉の代わりになる食材でも代用できる
・パン粉を牛乳に浸してから入れると、よりジューシーになる
ハンバーグはパン粉なしでも作れますし、
レシピと同じ材料でなくても代わりの食材でも代用できます。
パン粉のありなしで違う食感を味わったり、違う食材で作ったり、
色々なハンバーグを食べ比べてみるのも楽しそうですね。
アレンジしながら自分好みのハンバーグレシピを見つけましょう。