日常的によく口にする「興味」と「関心」という言葉ですが、
それぞれの意味に微妙なニュアンスの違いがあるのをご存じでしょうか？
これらの言葉はそれぞれ似たような意味を持つのは分かっていても
その使い分けを意識することはあまりありませんよね。
しかし、一度どこが違うのか気になってしまうと、
その答えを追求したくなるものです。
そこで、今回は「興味」と「関心」の違いやそれぞれの意味、
表現方法など詳しく解説していきたいと思います。
「興味」と「関心」の違い
「興味」と「関心」は自分の心がそこ（目的）に向くことを指しますが、
それぞれ微妙なニュアンスの違いがあります。
「関心」＝物事に注意を向けたり、気にかけたりすること
「興味関心」という四字熟語的使い方も
前述したように「興味」と「関心」と言う言葉には
それぞれ微妙なニュアンスの違いがありますが、
興味も関心も、どちらも「意識を向ける」という意味であり、
日常会話ではどちらを使っても通じるのが普通なんですね。
また、似たような意味を持つ言葉なので、
「興味関心」と一括りにして使うこともあります。
つまり、「興味関心」というフレーズは、
まさに四字熟語のように広く浸透していると言えるでしょう。
「興味」と「関心」の意味
それぞれの意味をもっと詳しく見ていきましょう。
興味とは
興味とは、何かに心を引かれたり、面白みを感じたりすることです。
しかし、興味があるということは面白いということと同義ではありません。
むしろ、対象が注意を引くほどの魅力があることを示します。
そして、通常は比較的軽い内容に対して用いられます。
例を挙げると、「ダンスに興味を持つ」といった表現がこれに該当します。
一般的な言い回し方としては
「興味を持つ」「興味がある」「興味が高まる」などがあります。
関心とは
関心とは、物事に注意を向けたり、気にかけたりすることです。
また、「関心」の意味には「興味」の意味も含まれ、
何かが興味深くて注目を集めるという場合にも同じように用いられます。
ただし、「関心」と「興味」には異なる側面も存在します。
一般的に、「関心」は比較的重い内容に対して用いられる傾向があります。
例を挙げると、「政治に関心がある」という表現がこれに当たります。
政治はダンスなどよりも形式的で、内容がより重いイメージがあります。
一般的な言い回し方としては
「関心が高まる」「関心を持つ」「関心を抱く」などがあります。
まとめ
いかがでしたか？
今回は「興味」と「関心」の違いについて深堀りしました。
「関心」＝物事に注意を向けたり、気にかけたりすること
日常的には、「興味」と「関心」を厳密に使い分ける必要はないと思いますが、
この知識を身につけておくことに損はないはずです。
雑学的な観点からもこれらの違いを知っておくことは有益かもしれませんね。
