同じ時刻なのに言い方が違う「0時」と「24時」。
「違いは何?」「なぜ2つの言い方があるの?」
と疑問に思ったことはありませんか?
今回は「なぜ2つの呼び方が存在するのか」
その違いやそれぞれの意味、使い分けのポイントを解説します。
「0時」と「24時」の違い
「0時」も「24時」も昼の12時と区別する目的で使われており、
1日の始まりか終わりかで2つを使い分けています。
「24時」=1日の終わりを指すとき
「0時」とは
「0時」という言葉は、1日の特定の時間を指します。
通常、1日は24時間制で表されますが、この制度は午前0時から翌日の午前0時までを、
0から23までの数字で表現します。
したがって、「0時」と呼ばれる時刻は実質的には夜の中間点(正子)に位置します。
「24時」とは
「24時」もまた、1日の特定の時刻を指す言葉ですが、
具体的には真夜中の「正子」を意味します。
つまり、「24時」は24時間制における「0時」と同義です。
「0時」が1日の始まりを意味するのに対し、
「24時」は1日の終わりを示す場合が一般的です。
このため、「0時」と同様に「正午」と混同されることはありません。
ただし、24時間制では「24時」という時刻は存在せず「0時」が正式な表記です。
「0時」と「24時」の使い分けポイント
具体的に「0時」と「24時」を用いた例文をいくつか見ていきましょう。
使い分け方のポイントが分かりやすくなりますよ。
「0時」を使った例文と使い分け方
・賑やかな街も夜の0時頃になると、ひっそりと静まっている。
・彼の言葉が気になって0時になっても目がさえて眠れない。
ポイントは、「0時」という言い方は、
「24時間の始まり」を指す意味で使われるということ。
例えば「2月16日の0時」であれば、「2月16日になったばかりの時刻」と言うことですね。
ただデメリットとしては、単に「0時」という場合には、
「正午(午後0時)」と区別しにくい点が挙げられます。
「24時」を使った例文と使い分け方
・このあたりは24時になってもまだ賑やかなのですね。
・息子は24時にはもう布団に入って熟睡中だ。
ポイントは「24時」という言い方は、
「24時間の終わり」を指す意味で使われることです。
意味においてこそ「0時」と「24時」は同じですが、使われ方のニュアンスは異なります。
例えば「2月16日の24時」と「2月17日の0時」は示す時間は同じですが、
どちらの日にちに属しているかが違うと言うことになります。
つまり、「2月16日の24時」は2月16日に、
「2月17日の0時」は2月17日に属していると言うことです。
「0時」と「24時」の違いまとめ
この記事では、「0時」と「24時」の違いについて説明しました。
24時:1日の終わりを示す。(日付の誤解が生じやすい)
「0時」と「24時」、これらの言葉は似ているようで異なるのですね。
0時を使う際には、昼の12時との区別を明確にしなければいけませんね。
また、「0時」と「24時」は示す時間は同じでも
属する日にちが違うということも重要ポイントですね。
今後、0時と24時を使用する際には、1日の終わりか始まりかに
注意して使い分けていこうと思います。